お酒の今
旨味、甘み、酸味が大切だ。
田無に戻って来て、お店を出したのが2月。
武蔵関でやっていた頃は、立ち飲みスタイルだったので、
あまりお酒にこだわっていなかった。
しかし、原点に戻ろうと思い、
なじみの酒屋さんに顔をだした。
実に3年ぶりだ。
独身だった店長は、昨年結婚していた。
レジのおばちゃんとも、子供の話で盛り上がった。
そして、肝心のお酒の話がはじまった。
店長いわく、ここ数年で、お客さんのお酒の好みが変わって来たそうだ。
蔵元も、若手が頑張っていて、「キレイ」なお酒よりも
旨味のあるお酒を提唱しているそうだ。
ちょっと前までは、お米を小さくなるまで磨いて、
スッキリしたお酒を作っていたはずなのに…。
今は旨味、甘み、酸味、この三つのバランスが大切だそうだ。
私の個人的趣味では、「黒龍」の「純米吟醸」がおすすめだった。
あえて過去形で伝えた。
今でも、すばらしいお酒だと思う。
しかし、私の舌も、今の人たちの感性と似て来ているようだ。
旨味、甘み、酸味と三つ揃ったお酒を「美味しい」と思う。
今日、写真に載せたのは、
「小布施ワイナリー」のソガペール・エ・フィスだ。
日本酒なのに、小難しい名前だ。
ワイナリーが冬の間だけ、少量だけ生産している
希少なお酒だ。
黙ってだされたら、美味しい「白ワイン」と勘違いするだろう。
旨味、甘み、酸味のバランスがいい。
しかも、微発砲。
だが、最後に口の中に「辛さ」が残り、
日本酒だと感じさせてくれる。
白身魚のソテーなんかと一緒にやったら、たまらんだろう。
日本酒は進化し続けるんだな〜。
これからも楽しみだ。
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