大人の社会科見学
1月31日 土曜日。
日本酒の作り方を見てみたいと、総勢18人が集まった。
ぞろぞろと、15分の道のりを、のんびりと歩いて行く。
目指すは、豊島屋酒造。
樹齢500年だそうだ。
午後の日差しがまぶしくて、カメラに向いてくれない。
残念。
この青いタンクは、地下から水をひいているのだ。
160メートルの地層に、水脈があるのだ。
水温は通年、16度。
もし、この水が涸れたら、表のケヤキの木も枯れるし、
もちろんお酒も作れなくなる。
自動洗米機の前で、説明を聞く。
地下水で、時間を秒単位で計りながら、洗うそうだ。
酒母を作る小さなタンク。
400〜500リットルと小さいが約2週間かけて
酒の元を作るのだ。
酒母が日本酒のベースになる。
その酒母をもう少し大きなタンクに移し、
さらに発酵を続ける。
この部屋では、お酒と一緒に炭酸ガスが発生するのだ。
普段はドアがしまっている。
開けてすぐに、部屋に入ると、窒息する事もあるのだ。
奥のタンクでは、もろみがプチプチと発酵していた。
小さな音と、爽やかな、リンゴのような香りがした。
出来たてのお酒は、お米が溶けた、ドロドロの状態だ。
それをこの機械で絞り出す。
世間ではヤブタ式と呼ばれている圧搾機械だ。
この日は絞りがなかったので、ちょっと残念。
絞りの日なら、できたての日本酒を味見させてもらえたのに…。
これは6000リットルの貯蔵タンク。
ここで3ヶ月以上、寝かせるのだ。
太いパイプは、別の部屋からお酒を移動させるための物。
大型タンクに、もし落ちたら、即死です。
炭酸ガスが発生していて、スグに窒息なのです。
日本酒業界では、年間に一人くらいは、事故で亡くなるそうです。
寒い中、約1時間の日本酒講義を聞いてきました。
そして、やっとお楽しみの味見大会。
日本酒の他に、珍しい「白酒」「みりん」も味見させていただきました。
特筆すべきは「みりん」。
みりんとは、もち米で作った日本酒の事。
まったりと甘く、香り豊かで、まるでメープルシロップのよう。
豊島屋酒造さん。
ありがとうございました。
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